2009年3月13日金曜日

そんなんじゃクチコミしないよ。を読み返す

だいぶ遅れてしまったけど、そんなんじゃクチコミしないよ。を読み返す。

誤解を怖れず正直に言えば、最初に読んだ時、
smashmediaで読んでいたこともあって、新しい何かを得た!という感じはなくて。(smashmediaもそうだし、MLでの発言などから、その考え・エントリーに至るまでの経緯を知っていたので

本自体はsmashmediaを読んだことがない人、ネットやマーケティングに対してこれからという人を対象とするため、読みやすいソフトな印象を持っていたんだけど、ここ1年、mixbeatなどで河野さんと付き合ってきてから読み返すと、
そこに河野さんが持つバランス感やスタンスが見えてきた気がする。

例えば、性悪説のスタンスを取りながらも、ネットに対して信じてるところとか、効果測定(売上)に対して厳しい目を持ちながら、ユーザーとの対話をしていこうとするところなど。

PGMのところなんかはまさにそうで、僕もいいことだと思うし、前職でそれに近いことをやっていたので、考え方はとてもわかるんだけど、それがコストに対して効果が見合うのかというと、うまく答えられなかった。

それがグランズウェルや貝印さんのインタビューをして、そこからこの本を読んで、それは見てるものの違いだったのかなと思えてきた。

このあたりのことはちゃんとまとめてからエントリーしたかったんだけど、まだ完全消化しきれてないので、ひとまず今の状態はこんな感じ。















ピトの会ということで、意識してしまったのか、貼り過ぎたかも。。。
でも、もっかいピトしたところを確認したんだけど、ひとつしか省けなかった。

2009年3月2日月曜日

想像できる範囲とそうでない範囲

今日のワークショップテーマは、自分も昔から関心を持っていたので、興味深かった。

テーマである世間と自分のズレを知るのは、かなり意味のあることだと思う。
ミカリンの日記にも書いていたけど、メディア関係でコンテンツを作る人やマーケティングをやる人は必須だと思う。

ヒットさせるということは、より多くの人に受け入れられるということだし、そのためには今、世の中で何が求められているかを知ると同時に、自分の発想がそれよりどれくらい違っているかは日々、確認しておいた方がいいんだろう。

そういう意味では、塾長のテレビ好きなのもそれに当たるので、ここで紹介。
塾長自身の趣味もあるだろうけど、ニフティ時代にマーケティングの部署に移った時、これから必ず月9を見続けようと思ったそうだ。
(ここ最近ですが、話題になってるドラマをチェックするようになりました)

あと、これは昔、自分が思っていたことだけど、世の中の平均との違いを知ると同時に、自分の想像・実感できる範囲がどれくらいからどれくらいまでかも意識しておいた方がいいかも。

例えば、お金持ちと貧乏ということについてなら、上下の頂点と自分のまわりは想像できるけど、その間が想像できない。


すごいお金もち⇒ビル・ゲイツ、アラブの王様、ジョージ・ソロスとか?
                              ↑
                        ニュースとかで想像くらいはできる
------------------------------
                              ↑
                        ここは想像すらできない
                              ↓
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身の回りのお金もちな人                ↑

自分                     ここの間は想像・実感できる

身の回りのお金に苦労している人         ↓
------------------------------
                               ↑
                        ここは想像すらできない
                               ↓
------------------------------
                        ニュースとかで想像くらいはできる
                               ↓
食べるのにも困っている人⇒アフリカの難民、北朝鮮の人とか?


すごいお金もち、すごい貧乏は別として、ある程度、想像できる範囲がどこからどこまでなのかがわかると、自分の行動範囲や知識・経験の範囲がどれくらいなのかを知ることができるのかも。