2010年11月8日月曜日

読み取るチカラをつける

mixbeat3期生、第5回ワークショップ、「読み取るチカラをつける」。

IMGP2032

今回のテーマは、

・同じ情報を受け取っても、人によって受け取り方、感じ方は違う。
・これを可視化させることにより、多様な視点を身に付けられるのではないか。

という当番の出発点から始まっています。

ある情報に対して、他人がどう感じているか、どういう点に着目して発想しているかは、
あまり知り得ないところだし、他人の視点を取り入れられ、視野が拡がるのは、なかなかいいテーマだと思います。


当番が設計したやり方はこんな感じ。

お題となる文章を読んで、思ったこと・考えたことを紙に書いていき、参加者ごとの意見をホワイトボードに並べて比較、ディスカッションするというもの。

なるべく多くの意見を比較できるように、参加者は数をたくさん出すように意識しながら書いていく。
CIMG0934

ただし、出された意見の質を担保するため、当番+担当スタッフが判断し、NGと判断されたものが本当にそれでいのかを参加者全員で判断するという流れ。
CIMG0935

当日は、午前中に2回実施したものの、可視化と比較のところがうまく機能していなかったので、午後からどういう改善を行えばいいか、ランチを食べながら考えることに。
その後、改善ポイントとして、数を出すのはキープしつつ、そこから3つ選んでコメントするやり方を取り入れました。


途中の設計がうまくはまらなかった部分はあったものの、当番の塾生の性格や、スタッフがウラさんだったというのもあってか、スライド、司会進行、質問に対する対応など、細部まで準備に時間を掛けたことが感じられるワークショップでした。
惜しむらしくは、そこまで準備をしてテーマも明確なのに、設計の部分があともう少しでってところ。

もし自分がやるならば、お題となる文章の選定で比較しやすいように、筆者が言っていることを支持する、支持しないの二択がまずあって、その理由を回答させるやり方とか。

たとえば、こういうお題で。


今回のお題に限らず、自分にない視点、多様な視点を得たいというのなら、塾長が設計の問題点をあぶり出す(何がNGになるか基準を確かめる)ために、いろんなパターンを入れ込んで回答していたことなんかは見習いたいし、塾長に限らず、「なぜ、そんなことをしているのか」を、みんなももっと意識した方がいいと思う。

あと、参加側となる塾生も説明を聞いて、ただ言われたことをやる受身じゃなく、当番が言った目的を踏まえてこれからやること、その設計にした理由を考えながら聞いてほしい。

せっかく休日の1日を使っているのだから、自分自身のその日一日の時間の使い方を意識するとともに、3期として集まった仲間がやろうとしていることをどうしたら成功するのかを考えて、助けてあげる気持ちがあれば、批判じゃないコメントが出てくるはず。

とはいえ、ワークショップ自体は、掲げたテーマ、目的ともにしっかり考えた上、準備にも時間を掛けていたため、確実に改善点が見えるものでした。こういうのが、mixbeatにおける『失敗が許される場』であるという意味です。

これが会社であれば、一発目から成功させなきゃいけないんだろうけど、mixbeatではそういう意味で試行錯誤が許される場です。
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