2009年11月3日火曜日

「リーダー」とは、どういうものか?

mixbeat第5回ワークショップ、今回の目的は「リーダーを体験する」です。

【テーマ】
いつもの自分より、一つ上の視点”を持つことで、見えてくることがある。

【目的】
リーダーを体験する

【手段】
5人ずつの2チームに分かれ、共通のお題に対して、25分間のディスカッションを行う。
その後、リーダーは3分間のプレゼンテーションを行い、評価者からの判定をもらう。
このリーダー役をひとりずつ体験する。


立場が違うことによって見えるものの違いを体験するのは、いいなと思ったけど、これをワークショップ化するのは、難しいだろうと考えていた。

というのは、そもそもリーダーとは、どういうものか?と自分に問いかけた時、ケースバイケースだろうし、その時のメンバーによって求められるモノは違ってくる、あえて言うなら、何らかの役割(決断、方向を示す、人をまとめる)がある代わりに、責任を負う必要があるだろうということを思っていた。

これをどうやって落とし込むのか、また、リーダーシップの評価をどうするのかなど、
評価方法も気になる点だった。


リーダー評価項目
それに対して、当番は「リーダーシップを身に付けるワークショップ」ではなく、「リーダーを体験するワークショップ」として、J・ウェルチの持論をベースに、ディスカッションの中で発揮するリーダーシップとして、今回の評価指標を提示した。


リーダーフィードバック

ディスカッションレビュー
評価項目を明確にするのはもちろん、リーダーに対するメンバーからの評価、第三者(事務局)からのディスカッション自体の評価を設け、視点を増やすのと同時に、あとから両方の評価を見比べて、ズレが無ければ、おおよそその評価は正しいという仕組みはなるほどと思った。



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このルールに基づき、mixbeatの活性化策などをテーマとし、ディスカッションが行われた。


評価役として、ディスカッションを二度ほど見たのだが、なんかあっさりしているなという感覚があって、それはプレッシャーがあまり無いからだろうなと思った。
一応、2チームに分かれての対戦なので、勝ち負けはあるんだけど、これはプレゼン内容の結果に対しての話なので、直接的な評価にはならない。(本気度を高めるという役割はある)

同時に、ディスカッションしている様子を見ながら、みんな意見を出してるけど、この後、ホントにやるのかなと思っていた。

自分ならどうするだろうか?と考えると、チームとして出した改善案を、その時のリーダーが責任を持って、実際に遂行するようにというのを、ディスカッションの前に明示するかだろうか、リーダーの評価項目として出された、「Execute(言ったことをとことんまで実行していくこと)」を考えると。


その後の当番を交えての反省会で、河野さんの発言。

【リーダーについて】
・誰もが、ジョブスみたいなスーパーリーダー、理想のリーダーになんて、なれやしない。
・現実のメンバーに対してのあるべきリーダー像を考え、自分にできるところで確実な結果を出す。
・メンバーによって、求められる役割は違う。
・できないこと(役割)は、リーダーは誰かに振ればよい。
(おもしろいことに、誰ひとりとして、リーダー役の時に誰かに振るということがなかった)

【ワークショップの企画について】
・ワークショップのシミュレーターとして、どう負荷(プレッシャー)を掛けるかを考える。
・サクラを入れて、わざと場を紛糾させる。
・全ての意味を考えてみる。
・今回のようなケースの場合、始まってしまうとコントロールできない。ならば、枠組みを作って、コントロール下に置く。(場の支配者)
・記録の取り方、可視化する(ウラさんのコミュニケーション相関図)


【余談1】
このサクラを忍ばせるという話も、なるほどと思えるものだったんだけど、その後のブログでの『宇宙兄弟』の話を持ってきたことの方が興味深かった。
内容は僕も知っていたので、ああ、あれか、と思ったんだけど、マンガを読んでる時でも、無意識下にあるためか、あるいはシナプスのつなげ方(思い出し方)がうまいのか、この事例を出してきたこと自体が違うなと思えた。

【余談2】
リーダーとマネージャーの違いはなんだろうと検索してみたところ、いろいろな考えは書いてあったんだけど、僕が思ったのは、リーダーはメンバーによって求められる役割は違うけど、マネージャーはメンバーによって役割は変わらないのでは?ということ。

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